ラインマンとは

About LineMan

日々の生活に必要な電気は、ライフラインとして送電線を通って私たちに届けられます。その電気の通り道となる送電線(鉄塔と電線)の建設と点検に係る工事に従事する人々が「ラインマン」です。
大切な電気を送り続けるために必要とされる、高い技術・特別な技能を持った技術者のことです。

鉄塔を建て送電線を架けるまでにたくさんの工程があり、その工程ごとのスペシャリストがいます。このスペシャリストたちをまとめて「ラインマン」と呼んでいます。

どんな仕事?

主な仕事は、鉄塔を建て、鉄塔と鉄塔の間に電線を張る(架線)工事の設計と施工です。
鉄塔は、100メートル以上のものまであり、誰にも真似することができない、高い技術・特別な技能を必要とする仕事です。
 

ラインマンになるには?

社会から必要とされる電気を送り続ける仕事への「熱い心」と「強い体」が不可欠です。高い技術・特別な技能は、職場における一定期間の教育・訓練で養われます。
入社するまでに特別な学習をする必要はありません。

働く場所は?

全国各地、電気を送るために送電線が必要なところが職場となります。
日本の四季と自然のすばらしさを感じながら、大空の下で私たちと一緒に仕事をしてみませんか?
 

ラインマンの役割

LineMan role

鉄塔を建てて送電線を張り、電気を流すまで、様々な工程があり、それぞれの工程にスペシャリストがいて、作業をリレー式につないでいきます。
どれも電気の安全供給のため、決して手の抜けない大切なお仕事です。

設計士(せっけいし)

地形、地質、気象などの自然条件や社会環境に加え、工事や保守の難易度、工事費などを総合的に判断して、送電線ルートを選定します。
ルート決定後、測量結果から鉄塔高を決定し、鉄塔強度設計など各種設計を行います。

送電基礎工(そうでんきそこう)

送電基礎工は、「基礎工」と呼ばれています。
基礎工には、大きく分けて2種類の仕事があります。

ひとつめは作業しやすい環境を作る、仮設工事です。
送電線工事を行うためには、工事用地を確保し、資機材を工事現場まで運ぶ運搬路などが必要になります。
山岳地に建設する場合は、運搬用道路を作れない場所に索道を架設するなど、大規模な架設工事が必要になることがあります。

ふたつめは鉄塔の足元をつくる、基礎工事です。
台風や地震などで鉄塔が通れないように強固な基礎をつくる必要があります。急峻な山岳地に立てられる大型鉄塔の基礎は杭の長さが数十メートルになることがあります。

組立工(くみたてこう)

鉄塔は、底辺山形鋼や鋼管を使った部材を組み合わせてつくられています。
大型の鉄塔は高さ100メートルを超える巨大なものもあり、傾斜地や鉄塔高さに応じて大型クレーンなどを使って組み立てられます。

架線電工(がせんでんこう)

架線電工は、「電工」と呼ばれています。
鉄塔間に電線を張る仕事を、架線工事(がせん こうじ)と言います。
3〜5km程度の区間を1区間として、細いロープから太いワイヤロープ、そして電線へと引き換え、最後に決められた張力でがいし装置を取り付けます。

保守・点検(ほしゅ・てんけん)

送電線は、長い年月の間、雨や風、雪、雷、地震といった自然現象にさらされます。
これらの影響を定期的に点検し、必要がある場合は部材の補修や点検を行います。 影響が大きいものについては鉄塔を建て替えたり、電線を張替える場合があります。
このような保守・点検は、送電線の機能を健全に維持していくための大事な仕事です。 
 

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